
昨日まで元気だったのに、突然の心筋梗塞で今日救急車で運ばれたとか、そんなニュースを耳にしたりしますと、家系的に心臓疾患を持つ親族がいる私も夫も、我が身に起こるかもしれない不安が常にあります。
ちなみに私たち夫婦の家系は下記の通りの歴史があります。
夫の家系
父:60代で心筋梗塞による突然死、高血圧の既往歴
私の家系
父:60代で心筋梗塞、その後70代80代でも血管に狭窄が起き3回のステント処置
母:60代で心筋梗塞、その後70代でも血管に狭窄が起き2回のステント処置
<両親共に血圧、コレステロール値正常>
父方祖母:60代で心筋梗塞による突然死、高血圧、糖尿病の既往歴
ここで気になるのが、私の両親のように特に持病もなく、いたって健康に生活をしていて突然の心筋梗塞に見舞われた例です。
幸にして早い処置だったために命は助かりましたが、その後も何回か血管の狭窄が見つかり、その度にステント治療を繰り返しました。
冠動脈造影(心臓)CT スキャン体験談
前々から心臓カテーテル検査をせずに、狭くなっている心臓の血管を調べる方法はないのかと思っていました所、母の主治医の先生から冠動脈造影(心臓)CT スキャンの存在を教えて頂きました。
夫もかなり興味があったようで、アメリカでもできるのかと、今月始めにホームドクターにお話をしてみた所、検査してみたいのならと、冠動脈造影(心臓)CT スキャンのある病院へ紹介状を書いてくださいました。
という事で、まずは夫から検査をすることになりました。
冠動脈造影(心臓)CT スキャン:当日の流れ
夫の検査予約時間は9:45AMです。
検査の3時間前からは食事を止めるように指示されます。水分はカフェインを含んでいなければ飲んでも良いとのことでしたが、念のためお水を飲むのみに止めておきました。
受付を9:00AMまでに済ませるようにとの事で、9:00AMには診療科の待合室で待機して呼ばれるのを待ちます。
看護師さんに呼ばれ処置室に入り、病衣に着替えて指に心拍数を測るモニターを付けます。心拍数を下げるお薬を1錠飲み、心拍数が60に下がるまで横になって過ごします。
この時に腕に造影剤のための点滴の管が入ります。
こんな感じで音楽を聞いたり、新聞を呼んだりしながらリラックスに努めます。

夫の場合は15分程経った頃に、看護師さんがモニターをチェックしてみた所、既に60まで下がっていました。
予定時間の9:45AMになり、いよいよ冠動脈造影(心臓)CT スキャンの為にお部屋を移動します。
こちらの病院のCTスキャン室は森林の絵にぐるりと囲まれていまして、患者さんをリラックスさせるように配慮がされています。
私はここからは室内には居ることができませんので、待合室で待っていました。

夫曰く、実際に横たわって検査に要した時間は10分から15分位だったとの事です。
途中何回か息を止めたりと指示があったり、造影剤を点滴したり、舌下に心臓の血管を広げて良く見えるようにニトロのスプレーをされたりしたそうです。
造影剤を入れた時に、上半身がカーッと温かくなる感覚があった位で、後は特に何も変化はなく、横たわっているのみで検査は終わったとの事。
その後着替えを済ませ、帰宅しました。車の運転もOKです。
カテーテル検査のように入院の必要もありませんし、リスクも低い検査ですのでありがたいです。
結果を待ち、もしも血管に狭窄や、石灰化した箇所が見つかった場合は処置をして頂く事になりますが、これで突然の心筋梗塞で命の危険にさらされる事は防げます。
次は私の検査を予約しようと、日程を調整中です。