
ある日突然、左の肩なのか首なのか、どちらからかはっきり分からないけど痛い、痛みが走るではありませんか。
腕を上げようとしても90度以上は上がらないし、それ以上上げようとするとズキンとシャープな痛みが肩と首を襲い思わず悲鳴をあげるくらいなのです。
首はなんとか回す事ができるけれど、右の斜め後ろに倒したりするとやはり痛い。息を深く吸おうとしても痛い。
元々肩こりが酷い私ですが、この痛みは今まで経験した事がなく、肩や首のコリとは違うことは瞭然でした。
その内に頭痛が始まり、鎮痛剤を飲んでも痛みは治らず、丸1日は寝込む程で、やっと動けるようになった翌日も軽い頭痛は続き、めまいも加わり、やはり肩と首の痛みは続いていました。
これはもしや五十肩かもしれない?と勝手に思ったりもしましたが、やはりお医者様に診察して頂こうと、クリニックを訪れる事にしました。
肩、首、痛みの原因
診察して頂き分かったことは、五十肩(英語ではFrozen Shoulder)ではないとのことでした。
動かさないと痛みがないこと、肩関節の可動域が狭くない事、頭痛やめまいを伴う事から、原因は肩よりもむしろ首にあるとの説明がありました。
普段から仕事でもプライベートでもコンピューターやスマホを長時間使い、しかも長期に及んでいるのが首にダメージを与える結果となったとの事。
プラス加齢に伴い、頸椎の骨と骨の間にあるクッションの役目をしている椎間板の水分が失われ、働きが弱くなり変形したりする事により痛みを引き起こしているのだそうです。
悪い姿勢 + 加齢、により頸椎のダメージが肩と首の痛みを発症
そういえばここ最近は、ヨガ、ピラテス 、筋トレと今まで問題なく続けていた運動後にも肩や首に痛みを感じるようになっていました。
痛みというかもう肩こり首こりのの酷い状態になってしまう、という感じでしょうか。
これらのエクササイズも、頸椎のダメージに拍車をかける結果となってしまっていた訳です、自分で自分の体を痛めつけていたなんて。。。。。
首、肩、痛い時の対処法
お医者様からはPhysical Therapy(理学療法)による治療を5〜6回行い、その際に肩や首のストレッチや筋トレの方法を学び、家でも実践するようにと紹介状を書いて頂きました。
Physical Therapy(理学療法)が効果を現すまで、痛い場合はイブプロフェン等の消炎作用のある鎮痛剤を服用して痛みを抑えるようにとも言われました。
又サロンパス等の湿布も患部に貼ってみるのも、痛みの軽減の助けになったりもするので、試してみたら良いとのことでした。
後は何よりもコンピューターを使う際に、猫背にならないようにスクリーンを目線の高さに設置したり、スマホの使用を最小限にする事が悪化を防ぐのに大切とのご指導も頂きました。
これに関しましてはデスクトップパソコンの高さを早速調整し、ノートパソコンを使う際にはパソコンスタンドとワイアレスキーボードを購入して解決させました。
これは結構優れものです!長時間パソコンを使っていても肩や、首が疲れません!
もっと早く使っていれば良かったな〜と思ってみても後の祭り、これからが大事ですよね。
首の負担を軽くして、姿勢を良く保つ為に首のサポーターも買って試してみました。
これをしていると自然に首を伸ばした状態でいられるのと、猫背にならずに良い姿勢を保てるので一石二鳥です。首への負担が軽くなるので、痛みも緩和されてきました。
その後の首、肩の痛み
Physical Therapy(理学療法)の効果が出てくるのが、やはり3回目を終えた頃からでしょうか、徐々に痛みが治ってきたように感じました。
家でも教えて頂いた運動を行ったりして、6回のセッションを終える頃にはほぼ肩も痛みなく上がるようになり、首の痛みも感じなくなっています。
いつも気をつけているのはコンピューターを使う際の姿勢と、休憩をとる事ですね。コンピュータースタンドも役立っていますし、ネックサポーターも使いながら首への負担をかけないように注意しています。
今後も加齢に伴ってのダメージは仕方ないにしても、防げる事は出来るだけ気を付けながら過ごしていかないといけませんね。