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アメリカで年に1度の婦人科検診へ |乳がん&子宮頸癌検査の大切さ

毎年恒例の婦人科検診へ行って参りました。

35才位からでしょうか、毎年必ず受けるようにしています。少し遅いスタートですが、もしもの為の検査ですのでね!

私のかかりつけの病院は予約しておきますと、メールで問診票のような質問状が届きます。前もって返信しておきますと当日に待合室で記入する手間が省けますのでとても助かってます。

婦人科検診の内容

まずはお医者様から何か問題点、痛みや出血がないか等の質問をされます。

これはアメリカならではだと思いますが、気分が落ち込んだり、誰かから怖い思いをさせられたりしていないか等も聞かれます。ニュースで家庭内トラブルの事件も目にしたりしますので、1人で誰にも言えずに黙っている女性を発見し、放置しない為に婦人科検診ではこのような質問も含まれています。女性が守られている感がありますよね。

今回は特に何も気になる点はありませんでしたので、その旨を伝え早速診察に入ります。



乳がん検査:触診からマンモグラフィへ

衣類は全て脱ぎ、前開きのガウンに着替えて診察台に仰向けに横たわります。

そして先生が両手で両方の乳房を触診して、疑わしいしこり等ないかチェックしてくださいます。

幸い今回は何も触れるような物はなかったとの事ですが、マンモグラフィを毎年受ける事が推奨されている年齢ですので、後日予約をとり受けるようにとの指示がでました。

アメリカではAmerican Cancer Societyの定める基準でマンモグラフィを受ける頻度が年齢別に下記のように推奨されています。

40-44才:希望者は年に1度

45-54才:必ず年に1度

55才以上:2年に1度、希望があれば年に1度45-54才:必ず年に1度

子宮頸癌検査:パップテスト

次はパップスミアです。

子宮頸部の組織をブラシのような物を使い少しだけ削ぎとり、細胞内に異形成(子宮頸癌の前段階)がないか、又はすでに癌になっている細胞がないかを調べます。

この際に子宮頸癌を引き起こすウィールス、HPV:人パピロマウィールスのハイリスク型がないかどうかも調べてくださいます。

ちょっと押されているような圧迫感を感じるだけで、この検査は全く痛みを伴いません。検査をためらっている方はご安心くださいね。

組織を検査に回してから結果がでるまで2週間くらいかかりますので、何もない事を祈りながら待ちます。

こちらもアメリカではAmerican Cancer Societyの定める基準で21才以上はパップテストを受ける頻度が年齢別に下記のように推奨されています。

21-29才:3年に1度、HPV有無の検査は細胞診で正常なら必要なし

30-65才:5年に1度、HPV有無の検査を含む

65才以上:過去10年間検査をしていて異常がなかった場合は必要なし

*異常が発見されたり、HPVを保有していた場合は上記の基準頻度ではなく、医師の指示に従います。

 

この後先生が内診して、下腹部を押したり揉んだりしながら何かしこりがないかをチェックしてくださいます。

何も触る物はないとの事で、これ以上の検査は必要ないとの事でした。

 

まとめ

この定期検診、診察時間はたった30分程で終了です。

もちろん何か些細な事でも疑問に思ったり、症状があった際には、ためらわずにすぐに医師の診察を受ける必要がありますが、何もなくても年に1回定期的に検査をして頂くと安心に繋がりますし、早期発見のにも繋がりますので、やはり定期検診は大切ですね。時間もそれほどとられませんしね。

特にここ最近婦人科系の癌のニュースを頻繁に目にするようになっていますので、女性の皆さんの意識も高くなってきてはいるようですが、「まさか自分が癌になるなんて」とは誰もが考えないのではないでしょうか。

忙しさに追われてついつい後回しになってしまいがちですが、自分の体は自分で守って、大切にしてあげたいですよね。