生活

辛い花粉症克服宣言☆もう薬はいらない!

毎年毎年、決まった時期が来ると悩まされ続けていた花粉症。
思い返せば今から25年程前、5月下旬のの青葉輝く初夏の季節に、「あれ、風邪かしら?」と思うような症状から始まりました。

私の症状が初めて出た時はスギ花粉の時期ではありませんでした。しかもくしゃみ、鼻水、鼻詰まり、等の代表的な花粉症の症状とは少し違っていたのです。

喉の痛みから始まり、微熱が出てきて、その後は猛烈な喉の痒み、そして咳と、今までかかった風邪の症状と明らかに違うのは、喉の痒みがあった事でした。

お医者様に診察していただき、あっさりと「あ、草の花粉によるアレルギー症状ですね」と言われ、草の花粉のアレルギーの存在を初めて知ったのです。

その頃の私は、まだスギやヒノキ等の木から大量散布される花粉では、アレルギー反応は示さなかったのです。

この時から私の花粉症との戦いは始まりました。
日本でも、海を渡りアメリカでも色々治療を試みました結果、遂に遂に花粉症を克服したのです。




花粉症を克服できた減感作療法:Immunotherapy(アレルゲン免疫療法)

私の場合はアメリカでこの減感作療法を行い、花粉によるアレルギー反応による辛い症状を克服しました。

皮下注射と舌下投与の方法がありますが、私は皮下注射の方法で行ました。

減感作療法:Immunotherapy(アレルゲン免疫療法)とは?

ではどうしてアレルギー反応は起こるのでしょうか?

簡単に説明しますと、私たちの体には、様々な細菌やウィールスから守るために免疫システムが働いています。体にとって害があると免疫システムが認識した場合には、その侵入者を排除しようとする反応が起るために、くしゃみ、鼻水、発熱等の症状がでてきます。

本来ならば花粉は体にとって害がないにもかかわらず、免疫システムが過剰に反応し異物と捉えることから、様々な不快な症状が出現します。

ならば体に「花粉が異物ではないよ」と徐々に認識させてあげれば良い訳です。
その為には少しずつ反応を示すアレルギー物質、アレルゲンを体に投与し、徐々にそのアレルゲンを体が有害ではないと認識するまでに持っていけたなら大成功なのです。

少しずつ慣れさせていかないと体が過剰反応してしまいますので、時間はかかりますが、最終的には体がアレルゲンを無害と認識し反応しなくなるという療法です。

参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/アレルゲン免疫療法



花粉症を克服するでの道のり

日本で最初に草の花粉での花粉症を発症してからは、お医者様から処方される抗ヒスタミン薬を5月の終わりから7月の始めまで飲んでいました。その頃はお薬で症状は治っていました。

ところが5年程経ったある年の1月の終わり、いつもの年よりもずっと早く花粉症の症状がで始めたのです。その症状は草の時期よりもずっとひどく、時に咳に悩まされ、遂には喘息を起こすまでになってしまいました。
抗ヒスタミン薬では太刀打ちできず、ステロイドを服用したり、吸入したりと救急病院のお世話にもなる位、悪化の一途でした。

3年程をそのような状態で過ごし、そしてアメリカへ渡ります。
アメリカでも勿論花粉症は発症しました。木も草も日本にいた時と同じように反応し、困り果ててお医者様を訪れた際に、この減感作療法を勧められたのです。

減感作療法の過程:

1、背中を使いアレルギーテストをし、何がアレルゲンか特定する。
<私の場合は、数種の木、多種の草、猫、ダニ、等>
2、アレルゲンの入った注射液を作成してもらう。
3、最初の1ヶ月は週に2回クリニックで皮下注射を受ける。
4、次の3ヶ月は週に1回クリニックで皮下注射を受ける。
5、次の3ヶ月は1週間おきにクリニックで皮下注射を受ける。
6、ここからは4週間に1回クリニックで皮下注射を受ける。

このようにして、最終的にはアレルギーの症状がでなくなるまで続けていきます。

私の場合は始めてから半年程経った時に、丁度アメリカのスギ花粉が始まる時期に当たったのですが、明らかに症状が軽くすみました。

翌年になると、明らかに違いがわかりました。抗ヒスタミン薬も飲まなくて済むくらいまでになっていたのです。

3年経つと花粉症の症状は、全くといっても良い程なくなっていて、花粉の時期であることも忘れていた程でした。

効果が出るまでには個人差があると言われていますが、私は3年でほぼ克服できたように感じます。
注射を辞めても良いし、継続しても良いとお医者様からは言われていまして、辞めてしまって又症状がでたら嫌なので、今も4週に1回の頻度で続けています
もうかれこれ10年以上になりますね。

あんなに辛かった日々が嘘の様に、今では春から初夏の季節を満喫しています!